日国友の会

あすかがわ【飛鳥川】

読者カード 用例 2025年12月22日 公開

2022年12月19日 古書人さん投稿

用例:〇昔伏見の奉行茶の湯の名人なりしに、予が父茶入をみせければ、飛鳥川と名づけしたぐひ也といへるによりて、〔二〕
『私可多咄』 1671年 中川喜雲
語釈:〔三〕茶入れの名。瀬戸、金華山窯(がま)製、加藤藤四郎(三代)作と伝える。土は薄赤色で口作り、ひねり返しは薄作、きゃしゃな細工。また、この様式を模した茶入れ。小堀遠州が若いころ堺でこの茶入れを見、後年また伏見でこれを見たとき、非常に古くなっていたので、「古今‐冬・三四一」の「昨日といひけふとくらしてあすかがは流れて早き月日なりけり」の歌にちなんで命名したという。

コメント:解釈3の事例で遡ります

編集部:第2版では、随筆『槐記』(1727.05.18)の例が早いのですが、さらに、56年さかのぼります。

著書・作品名:私可多咄

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1671年

著者・作者:中川喜雲

掲載ページなど:49ページ上段8行目(「近世文藝叢書 笑話」(第六)、1911)

発行元:國書刊行會