日国友の会

ふくしゃぎり【輻射霧】

読者カード 用例 2024年01月19日 公開

2022年12月13日 ubiAさん投稿

用例:此の方法ならば、輻射霧でも移流霧でも皆消える筈である。輻射霧、卽ち地表面が輻射で冷えた爲に出來た霧ならば、
『霧を消す話』 1945年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕「ほうしゃぎり(放射霧)」に同じ。

コメント:第二版には用例が載っておらず、辞書類の投稿例(1928)よりも新しいですが、文例の投稿例(1946)よりもさかのぼるので、とりあえず。初出「思想第十一・十二合併号第二七一号」(昭和二十(一九四五)年十二月三十日発行)と「中谷宇吉郎集第四巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:文章例としては、2005年5月12日付けで、末広鉄男さんに、大谷東平・高橋浩一郎『天気予報論』(1946)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、1年さかのぼることになりますね。ちなみに、「放射霧」の語釈は「地表面の放射冷却によって、地表に接した空気が冷却したときできる霧。主として風の弱い晴天の明け方に発生する。輻射霧」となっています。

著書・作品名:霧を消す話

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1945年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:204ページ本文11行目〔『春艸雜記』、昭和廿二(一九四七)年一月三十日發行〕

発行元:生活社