こけもも【苔桃】
読者カード 用例 2024年01月18日 公開
| 用例: | 木フレップといふのは、こけももの一種で、丁度この時期には、丸い眞赤な實を澤山つけてゐた。 |
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| 『ツンドラへの旅』 1942年 中谷宇吉郎 | |
| 語釈: | 〔名〕ツツジ科の常緑小低木。北半球の寒帯に広く分布し、日本各地の高山帯に生える。高さ一〇~二〇センチメートル。葉は短柄があって互生し、葉身は長さ約一センチメートルの倒卵形、または広楕円形で厚い。初夏、前年の枝の先に長さ約六ミリメートルの鐘形で先が四裂した微紅色の花を数個つける。果実は径六~一〇ミリメートルの球形で紅色に熟し、甘ずっぱい味で生食にもされるが、多く、塩づけ、砂糖づけ、ジャム、果実酒などに加工される。葉は利尿、消毒、解熱、防腐などの薬剤として用いられる。漢名に越橘を当てるが誤用という。いわもも。はまなし。おやまりんご。かんろばい。いわなし。ふじもも。学名はVaccinium vitis-idaea 《季・秋》▼こけももの花《季・夏》 |
コメント:第二版では辞書類(1884)のみで、文例が載っていないので。「こけもも」に傍点がついています。「木フレップ」も載っていないようです。初出「中央公論第五十七年新年号」(昭和十七年(一九四二)一月一日発行)と「中谷宇吉郎集第四巻(岩波書店)後記」にあります。
編集部:第2版では、松村任三『日本植物名彙』(1884)の例が添えられています。
著書・作品名:ツンドラへの旅
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1942年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:245ページ本文7行目〔『樹氷の世界』、昭和十八年九月二十日 初版發行〕
発行元:甲鳥書林
