日国友の会

しょうかさよう【昇華作用】

読者カード 項目 2024年01月10日 公開

2022年12月07日 ubiAさん投稿

用例:このやうに固体から直接気体に、あるひはまた気体から直接固体になる現象を物理学の方では昇華作用(ショウクワサヨウ)と呼んでゐる。
『寒い國』 1943年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕「しょうか(昇華)(1)(2)」に同じ。

コメント:第二版の用例(1837~47)(1900)より新しいですが、読みがわかる例がないので。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「昇華(1)(2)」の語釈はそれぞれ、「固体が液体にならないで、直接気体になること。また、気体から再び固体になることもいう。常温では、ドライアイス、樟脳などにみられる」「低位の欲望(性的エネルギー)が高位の芸術的活動、宗教活動などに無意識的に置換されること」となっています。この形で立項するのであれば、「昇華(2)」の厨川白村『近代の恋愛観』(1922)の例はこちらに寄せるべきですね。

著書・作品名:寒い國

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1943年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:185ページ本文11行目〔『寒い國』、昭和十八年六月二十日 第一刷發行〕

発行元:岩波書店