日国友の会

ひえいざん【比叡山】

読者カード 語釈 2025年12月17日 公開

2022年12月01日 古書人さん投稿

用例:昔ひえい山と三井寺とは、互不和なりけるが、さる法師三井寺を嘲りて、狂句をして遺しける、〔上・四十六〕
『百物語』 1659年 作者不詳
語釈:「えんりゃくじ(延暦寺)」に同じ。

コメント:延暦寺の略の事例で遡ります

編集部:2008年9月25日付けで、『江戸名所記』(1662)の例をご紹介いただいていますが、さらに、3年さかのぼります。ちなみに、「延暦寺」の語釈は「滋賀県大津市坂本にある天台宗の総本山。山号は比叡山。延暦七年(七八八)伝教大師(最澄)が比叡(日枝)山寺を造り一乗止観院と号したのに始まる。弘仁一三年(八二二)戒壇が勅許され、翌年延暦寺の名を賜う。元亀二年(一五七一)織田信長と争い、一山のほとんどが焼失したが、天正一二年(一五八四)豊臣秀吉が再建。根本中堂、「伝教大師将来目録」「天台法華宗年分縁起」など国宝が多い。三井寺(園城寺)の寺門に対して山門、または山、奈良の諸寺の南都に対して北嶺という。北嶽。叡山。台山。台嶺。三千坊」となっています。

著書・作品名:百物語

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1659年

著者・作者:作者不詳

掲載ページなど:15ページ上段後ろから8行目(「近世文藝叢書 笑話」(第六)、1911)

発行元:國書刊行會