日国友の会

そかい【租界】

読者カード 用例 2023年12月24日 公開

2022年11月29日 ubiAさん投稿

用例:到頭同船の人逹と一緖にランチで租界まで行くことにした。
『Sの話』 1939年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕中国で、阿片戦争以後、開港都市に設けられた外国の租借地区。外国人がその居留地区の警察・行政を管理した。一八四五年、イギリスが上海に設けたのが最初。第一次世界大戦までに八か国、共同租界二、専管租界二五に達した。第一次世界大戦後九租界が中国に返還、第二次世界大戦中にすべて返還された。租界地。

コメント:第二版では辞書類(1925)のみで、文例が載っていないので。「初めて外國の土地を踏む上海のことであるから」(144ページ本文11行目)とあるので、語釈にもある上海にあるもののようです。初出「改造第二十七巻第五号」(昭和十四年(一九三九)五月一日発行)と「中谷宇吉郎集第三巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版では、漢籍のほかに、鈴木一意『社交用語の字引』(1925)の例が添えられています。

著書・作品名:Sの話

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1939年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:145ページ本文3行目〔『續冬の華』、昭和十五年七月五日 初版發行、昭和十七年七月二十日 九版發行〕

発行元:甲鳥書林