日国友の会

かいらい【界雷】

読者カード 用例 2023年12月19日 公開

2022年11月26日 ubiAさん投稿

用例:次に界雷と呼ばれてゐる種類の雷がある。〔第四話・六〕(175ページ本文1行目)むしろ冷い氣流が他の地方から流れて來て、その土地に殘つてゐる溫濕な氣流を押し上げるといつた方がよいのであるが、とにかく不連續線(上層大氣中にある不連續面が地表を切る線)の寒冷前線にはよく雷が發生するので、それを界雷と呼んでゐる。〔第四話・六〕(175ページ本文7行目)
『雷』 1939年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕前線に沿って発生する雷。温暖な大気が寒冷な大気に押し上げられて上昇気流となり、積乱雲が生じて起こる。盛夏期以外の雷は、ほとんどこの性質を持ち、春さきに起こるのは春雷という。前線雷。迅雷(じんらい)。《季・夏》

コメント:投稿例(1949)よりもさかのぼります。

編集部:2005年3月4日付けで、末広鉄男さんに、加藤茂数『気象と災害』(1949)の例をご紹介いただいていますが、さらに、10年さかのぼります。

著書・作品名:雷

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1939年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:175ページ本文1行目〔岩波新書(赤版)46、1939年9月29日 第1刷発行、1984年1月23日 特装版発行〕

発行元:岩波書店