日国友の会

ひざらがい【膝皿貝(石鼈)】

読者カード 用例 2025年12月12日 公開

2022年11月18日 古書人さん投稿

用例:鰓ハ兩側部ニ於テ外套縁下ニ存ス、石鼈(ヒザラガヒ)(Chiton)ノ類即チ是レナリ〔軟体動物・三〕
『中等教育動物学教科書(第二)』 1889年 飯島 魁編
語釈:〔名〕軟体動物多板綱ヒザラガイ科の一種、または多板綱に属する種類の総称。ヒザラガイは体長約六センチメートル。体は小判形で、短いとげがあり、背面中央に八枚の殻片が一列に並ぶ。全体に暗褐色を帯びる。雌雄異体。北海道南部以南に分布し、岩の上に付着する。はがすと腹側に湾曲するので、ひざが曲がるのに見たててこの名があり、老人の背にたとえてジイガセともいう。肉は食用にされることもある。ヒザラガイ類は日本近海から約九〇種ほど知られていて、ケムシヒザラガイ、ケハダヒザラガイ、ヤスリヒザラガイなどが普通にみられる。石鼈。学名はAcanthopleura japonica

コメント:辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、岩川友太郎『生物学語彙』(1884)の例が添えられています。いずれも「石鼈」が当てられていますね。

著書・作品名:中等教育動物学教科書(第二)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1889年

著者・作者:飯島 魁編

掲載ページなど:172ページ後ろから5行目

発行元:敬業社