日国友の会

いアトニー【胃─】

読者カード 用例 2022年11月07日 公開

2022年10月24日 ingwさん投稿

用例:何人かの医者は彼の病にそれぞれ二三の診断を下した。──胃酸過多、胃アトニイ、乾性肋膜炎、神経衰弱、蔓性結膜炎、脳疲労、………
『或阿呆の一生』 1927年 芥川龍之介
語釈:〔名〕(アトニーは英 atony)胃の無緊張症。胃壁の筋肉の緊張力が衰弱し、蠕動(ぜんどう)運動も減退する。食後、胃部膨満感や、重圧感があり、悪心、便秘になることもある。胃筋衰弱症。

コメント:遡ります。初出は『改造』1927年、第9巻第10号とあります。

編集部:第2版では、桑原武夫『自己解説』(1954)の例が添えられていますが、さらに、27年さかのぼることになります。

著書・作品名:或阿呆の一生

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1927年

著者・作者:芥川龍之介

掲載ページなど:60ページ〔『芥川龍之介全集 第十六巻』1997年〕

発行元:岩波書店