日国友の会

かきのうえん【夏季脳炎】

読者カード 項目 2023年11月08日 公開

2022年10月23日 ubiAさん投稿

用例:二木(謙三)博士の炯眼は本病研究の基礎を置いたものとして記憶されなければなりません。彼はそれに夏季脳炎なる名を与えました。〔第二部・第一章〕
『生物と無生物の間』 1956年 川喜田愛郎
語釈:〔名〕「にほんのうえん(日本脳炎)」の別称。

コメント:項目が載っていないようなので。第二版の「流行性脳炎」の語釈に「日本脳炎(夏季脳炎)」、また日本大百科全書(ニッポニカ)の「日本脳炎」の語釈に、「日本脳炎ウイルスによる急性感染症で、感染症予防・医療法(感染症法)では5類感染症に分類されている。かつては同じ流行性脳炎の嗜眠 (しみん) 性脳炎との異同からB型脳炎とか夏季脳炎などといろいろな名称でよばれていた。」とあります。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「日本脳炎」の語釈は「主として夏季にその流行を見るウイルス性の疾患。感染症法による四類感染症の一つ。初め高熱、頭痛、嘔吐があり、二、三日遅れて意識混濁、痙攣などが起こる。約二割は死亡し、約二割は治っても手足の強直まひや知能の障害など重い後遺症が残る。種々の蚊、特にコガタアカイエカが感染を媒介する」となっています。

著書・作品名:生物と無生物の間

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1956年

著者・作者:川喜田愛郎

掲載ページなど:71ページ本文6行目〔岩波新書(青版)245、1956年7月10日 第1刷発行、2008年7月18日 第27刷発行〕

発行元:岩波書店