日国友の会

さいみつが【細密画】

読者カード 用例 2022年10月27日 公開

2022年09月26日 ingwさん投稿

用例:まるでペンでかいたみたいな細密画だ。
『やぶにらみの時計』 1961年 都筑道夫
語釈:〔名〕(2)西洋中世の、主に写本に発達した緻密な描法の絵画。ミニアチュール。

コメント:「イヴ・タンギイを具象派にしたような絵」を指しているので、(2)の解釈で遡るものとして投稿しますが、単に「対象を細部まで緻密に描いた絵画」〔デジタル大辞泉〕と解すればよいのかもしれません。初出は1961年、中央公論社とあります。

編集部:第2版では、辻邦夫『安土往還記』(1968)の例が添えられていますが、さらに、7年さかのぼることになります。「ミニアチュール」が同義語として加えられているので、そちらの語釈をみると「細密に描かれた小さな絵。細密画。元来は西洋中世の写本に用いられた装飾文字、装飾模様、挿絵のこと」となっています。いずれにしても、語釈をもう少し調整・整理したほうがよさそうですね。

著書・作品名:やぶにらみの時計

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1961年

著者・作者:都筑道夫

掲載ページなど:144ページ〔徳間文庫、2021年〕

発行元:徳間書店