日国友の会

たもあみ【攩網】

読者カード 用例 2023年09月28日 公開

2022年09月12日 ubiAさん投稿

用例:いはば途方もなく大きい紡錘形の口を持つたたも攩(タモ)網を海上に浮かべたやうなものである。
『大謀網』 1939年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕「たも(攩網)」に同じ。

コメント:投稿例(1950)よりもさかのぼります。「攩網」は「たも」と「たもあみ」で立項されていますが、「攩(たも)網」とルビがあり、同書4ページ本文10行目に「魚刺(やす)」とルビが振られていることから、「攩網(たも)」ではないと考え、「たもあみ」で投稿します。初出「東京日日新聞」夕刊(昭和十四年(一九三九)一月十二日、十三日)と「中谷宇吉郎集第二巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:2010年10月26日付けで、ぽんちさんに、宇田道隆『海』(1950)の例をご紹介いただいていますが、さらに、11年さかのぼります。ちなみに「たも」の語釈は「魚をすくい捕るのに用いる小形のすくいあみ。たもあみ」となっています。

著書・作品名:大謀網

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1939年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:92ページ本文11行目〔中谷宇吉郎『續冬の華』、昭和十五年七月五日 初版發行、昭和十七年七月二十日 九版發行〕

発行元:甲鳥書林