やす【簎・魚扠(魚刺)】
読者カード 用例 2023年09月24日 公開
| 用例: | 毎日のやうに朝飯をすますと、もう眞ぐに魚刺(やす)と水眼鏡とを持つて海へ出かけて行くことに決つてゐた。 |
|---|---|
| 『眞夏の日本海』 1938年 中谷宇吉郎 | |
| 語釈: | 〔名〕(1)漁具の一つ。先端が数本に分かれてとがった鉄製のものを長い柄の先につけ、水中の魚介を刺して捕えるのに用いる。 |
コメント:第二版の用例より新しいですが、「魚刺」の表記の例がないので、とりあえず。ルビに「やす」とあります。初出「知性」第一巻第五号(昭和十三年(一九三八)九月一日発行)と「中谷宇吉郎集第二巻(岩波書店)後記」にあります。
編集部:第2版では、「簎」と「魚扠」の例が見えますが、当て字として貴重ですね。
著書・作品名:眞夏の日本海
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1938年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:4ページ本文10行目〔中谷宇吉郎『續冬の華』、昭和十五年七月五日 初版發行、昭和十七年七月二十日 九版發行〕
発行元:甲鳥書林
