日国友の会

さのう【砂嚢】

読者カード 用例 2023年09月23日 公開

2022年08月28日 ubiAさん投稿

用例:鳩には砂囊があるが人間にはそんなものは無い。
『兎の耳』 1939年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(「嚢」はふくろの意)(2)鳥類の胃の後半部の筋肉性の袋状の部分。消化液の分泌はないが、飲みこんだ砂粒などを貯え、それによって食物を細かく砕く。草や木の種子を食べる鳥によく発達。胃の前半部は前胃という。砂ぶくろ。砂ぎも。

コメント:第二版には非常に古い辞書類からの用例(1177~81)のみで、文例が載っていないので。初出「中央公論」第五十四年第二号(昭和十四年(一九三九)二月一日発行)と「中谷宇吉郎集第二巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版では、色葉字類抄(1177-81)から「沙嚢」の例が添えられていますね。

著書・作品名:兎の耳

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1939年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:205ページ本文8行目〔中谷宇吉郎『續冬の華』、昭和十五年七月五日 初版發行、昭和十七年七月二十日 九版發行〕

発行元:甲鳥書林