日国友の会

りんししつ【燐脂質】

読者カード 用例 2023年09月04日 公開

2022年08月20日 ubiAさん投稿

用例:そして三つの層はいずれも二五オングストロームの厚みをもっている。これと同じ構造をもった膜が他の細胞小器官(ミトコンドリア、小胞体など)にもみられる(後述)ので、このような膜は〝単位膜〟という新しい言葉で呼ばれるようになった。<br>図13は単位膜の分子構造模型であるが、電子の顕微鏡で明るく見える中央の層は、リン脂質の二分子膜からなり、両側の密度の高い層は蛋白質からでき、くわしく言えば、タンパク質のペプチド鎖がのびた状態で細胞表層に沿って走っている。なお両側の密度の高い層のうち外側の層には、多糖類の分子がくっついていることが電子顕微鏡の実験から予想されている。〔9 かきかえられた細胞の基本的構造〕
『電子顕微鏡の世界』 1965年 東 昇
語釈:〔名〕複合脂質の一つ。分子内に燐酸分を含む複合脂質。レシチン、ケファリンなどがあり、生体組織に重要な物質。

コメント:投稿例(1971)よりもさかのぼります。

編集部:2009年11月15日付けで、古書人さんに、環境科学研究所『公害用語辞典(現代事典シリーズ1)』(1971)の例をご紹介いただいていますが、さらに、6年さかのぼります。

著書・作品名:電子顕微鏡の世界

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1965年

著者・作者:東 昇

掲載ページなど:101ページ本文12行目〔東昇『電子顕微鏡の世界』、1965年8月20日 第1刷発行 1968年4月20日 第4刷発行〕

発行元:岩波書店