日国友の会

みちしるべ【道標】

読者カード 用例 2025年11月22日 公開

2022年08月08日 古書人さん投稿

用例:斑蝥 稀ニ舶来アリ和ニ斑蝥ト呼ブモノハミチシルベ又カイドウトヲシト云
『本草会物品目録』 1835年 浅井 翼
語釈:〔名〕(3)昆虫「はんみょう(斑猫)」の異名。《季・夏》

コメント:解釈3の事例で遡ります

編集部:第2版では、『重訂本草綱目啓蒙』(1847)の例が添えられていますが、さらに、12年さかのぼります。ちなみに、「斑猫」の語釈は「(1)ハンミョウ科の甲虫。体長約二センチメートル。濃紫色の地に金緑色などを帯びて美しく、背面に白点紋がある。地方によって多少色彩が異なる。幼虫・成虫とも他の小昆虫を捕食する。幼虫は一般に堅い地表に穴を掘ってすむ。「なみはんみょう」とも呼ばれるが、成虫が五月ごろ現われ、山道などで人の進む先へ先へと飛ぶので「みちおしえ」「みちしるべ」とも俗称される。本州以南、中国、朝鮮に分布。類似種が多い。毒虫として知られるハンミョウはツチハンミョウやマメハンミョウのことで本種とは科が異なる。学名はCicindela chinensis 《季・夏》」となっています。

著書・作品名:本草会物品目録

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1835年

著者・作者:浅井 翼

掲載ページなど:266ページ3行目(「名古屋叢書 三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会