日国友の会

ごぼうぬき【牛蒡抜】

読者カード 用例 2022年08月28日 公開

2022年07月27日 天逆大童さん投稿

用例:ズーツと一通り小僧達の顔を見渡し。「サァやらう」と財布の金を掴出して。掌に手に若干の金を取らすことあり。「貴様はよく働く奴だ。遊んでこい」と牛蒡拔 (ゴボウヌ) きによき小僧を稱揚するなり。〔上篇・天下の糸平 (五十一) 糸平の見所〕
『商界の奇傑』 1903年5月19日 篠田鑛造
語釈:〔名〕(2)多くの中から一つずつを勢いよく抜き出すこと。人材を他から引き抜いたり、ピケ隊の人員を検挙や排除のために一人ずつ引き抜いたり、競走などで、数人を一気に抜き去ったりすることなどにいう。

コメント:語釈(2)中「多くの中から一つずつを勢いよく抜き出す」用例です。

編集部:末広鉄男さんに、2006年4月20日付けで、角間隆『燃えるアメリカ』(1971)から、〈排除のために一人ずつ引き抜く〉例を、2006年4月28日付けで、大藪春彦『偽ドルを追え』(1965)から〈競争などで一気に抜き去る〉例をそれぞれご紹介いただいています。

著書・作品名:商界の奇傑

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1903年5月19日

著者・作者:篠田鑛造

掲載ページなど:170頁1-3行目 

発行元:實業之日本社