日国友の会

じかじゅせい【自家受精】

読者カード 用例 2023年07月11日 公開

2022年07月17日 ubiAさん投稿

用例:C、自花不稔性Self-sterility―他花授精では花粉と胚珠が機能を有するも、自花授精では其機能なきもの。〔第十章〕
『遺傳學槪論』 1927年6月28日 エム・シー・コールター著 長尾正人譯
語釈:〔名〕雌雄同体の動物で、同一の個体に生じた精子と卵の間で起こる受精。条虫やホヤ類に多くみられる。ミミズやカタツムリも雌雄同体だがふつう異個体間で交尾をする。種子植物では自家受粉の結果行なわれる。←→他家受精。

コメント:投稿例(自花受精、1899)、(自花受精、1911)よりも新しいですが、表記が異なるので。投稿例(1928、自家授精)と同じ「授精」表記の例です。

編集部:「受精」と「授精」それぞれ、「雌雄の生殖細胞が合体して一体となる現象」「精子を卵子に結合させること」の意味で、いわば同じ現象のことを指しながら視点の違いによって書き分けられることがあるとすれば、とりあえず、それぞれの例を集めて比べてみる必要はあるかもしれません。違いが認められなければいわゆる表記の揺れということになるのですが。

著書・作品名:遺傳學槪論

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1927年6月28日

著者・作者:エム・シー・コールター著 長尾正人譯

掲載ページなど:182ページ本文8行目〔長尾正人訳『遺傳學槪論』、昭和二年六月二十八日發行〕

発行元:改造社