日国友の会

キメラ

読者カード 用例 2023年07月06日 公開

2022年07月10日 ubiAさん投稿

用例:キメラとは、植物の或る組織は一變種又は種の形質を總て有し、然して此の同一植物の残餘の組織は異なれる變種又は種の組織を有するものである。最も有名なるキメラはウインクラー(Winkler)が作つたなす屬Solanumの「接木雜種」’graft-hybrids’’である。〔第八章〕
『遺傳學槪論』 1927年6月28日 エム・シー・コールター著 長尾正人譯
語釈:(英 chimera, chimaera)(二)〔名〕ギリシア神話の空想上の動物「キマイラ」から植物学者ウィンクラーが命名繰植物体において、遺伝子型の異なる組織が結合して、それぞれの形質が現われる現象。継ぎ木のほか、体細胞突然変異や核分裂の異常などによって生ずる。動物での同様な現象はモザイクという。

コメント:投稿例(1937)よりもさかのぼります。

編集部:2005年10月9日付けで、古書人さんに、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますが、さらに、10年さかのぼります。

著書・作品名:遺傳學槪論

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1927年6月28日

著者・作者:エム・シー・コールター著 長尾正人譯

掲載ページなど:168ページ本文9行目〔長尾正人訳『遺傳學槪論』、昭和二年六月二十八日發行〕

発行元:改造社