日国友の会

えご

読者カード 語釈 2025年11月09日 公開

2022年07月08日 古書人さん投稿

用例:ヱゴ ハシドイ 葉形女貞ニ似テ冬ハ落ツ穂ヲ□□□辨ノ小白花櫕簇ス
『物品識名拾遺』 1825年 水谷豊文編
語釈:〔名〕植物「はしどい」の異名。

コメント:遡ります

編集部:第2版の語釈は〈植物「えごのき」に同じ。 ▼えごの花《季・夏》〉となっており、当初その例ということで一旦公開しましたが、雑草学徒さんのご指摘によって訂正いたします。正しくは、用例中にあるように「はしどい」の異名ということになります。農商務省山林局(編)『日本樹木名方言集』(1916) にハシドイの尾張方言としてエゴノキという呼称(p.317)が見えますね。ちなみに、「はしどい」の語釈は「モクセイ科の落葉小高木。北海道・本州・四国および九州の山地に生え、庭木ともされる。高さ一〇メートルに達する。樹皮は灰褐色。葉は柄をもち対生し、葉身は広卵形または広楕円形で長さ七~一二センチメートル。初夏、枝先に白色で先が四裂したごく小さな漏斗状花が長さ一五~二五センチメートルの円錐花序に群がってつく。果実は楕円形で長さ約二センチメートル。種子は扁平で翼がある。材は薪炭・細工用。きんつくばね。やちかば。どすなら。学名はSyringa reticulata 」となっています。

著書・作品名:物品識名拾遺

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1825年

著者・作者:水谷豊文編

掲載ページなど:179ページ上段後ろから1行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会