ぐんないふうろ【郡内風露】

読者カード 用例 2025年11月04日 公開

2022年06月30日 古書人さん投稿

用例：	グンナイフウロ　闘牛児苗一種
	『物品識名拾遺』 1825年 水谷豊文編
語釈：	〔名〕フウロソウ科の多年草。北海道、本州中北部の高山の草原に生える。茎は直立して高さ三〇～六〇センチメートルになり、葉とともに短毛を密生する。葉は倒卵形で縁に粗い鋸歯（きょし）のある裂片に五～七裂した掌状で、長さ六～一二センチメートルになる。　夏、茎の上部で分枝し、先端に淡紅紫色の五弁花を数個開く。和名は、発見地の山梨県郡内地方にちなむ。学名はGeraniumeriostemonvar.mirissinus

コメント：遡ります

編集部：2005年9月1日付けで、古書人さんに、齋田功太郎（編）『大日本普通植物誌』（1897）の例をご紹介いただいていますが、さらに、72年さかのぼります。

著書･作品名：物品識名拾遺

媒体形式：単行本

刊行年（月日）：1825年

著者･作者：水谷豊文編

掲載ページなど：168ページ下段後ろから6行目（「名古屋叢書三編　第１９巻」、1982）

発行元：名古屋市教育委員会