日国友の会

こうしゅうしょくどう【公衆食堂】

読者カード 用例 2022年06月24日 公開

2022年06月21日 うぇいさん投稿

用例:所が最近一種の社会政策として、東京市でかう云ふ飯屋の大きなのを開設する事となり、東京市営公衆食堂が二個所に出来た。これは朝食十二銭、昼食夕食各々十五銭で、飯に副食物がついたもの、副食物の選択はできないが、普通の栄養だけは取られる。これが今日東京でもつとも廉く飯を食ふ方法である。〔四、東京へ着いてから=宿その他〕
『成功秘訣 男女職業案内』 1920年8月16日 東京生活研究会・上田南人
語釈:〔名〕(1)大衆向きで、手軽に食事をとるための食堂。特に、大正末期から昭和にかけて設けられた公営のものをいう。

コメント:2022年06月20日公開のubiAさん投稿の用例(『夏』 1930年8月 寺田寅彦)より、10年遡るだけではなく、第二版の初出(現代語辞典〔1923〕)をも遡り、前後の文章から語釈の意味を十分表しているので、初出が遡れます。なお、「公衆食堂」の初出自体は1913年の書籍にすでに出ています(が、リストのようなものなので今回は挙げませんでした)。

編集部:第2版では、生田長江『現代語辞典』(1923)の例が早いのですが、さらに、3年さかのぼることになりますね。

著書・作品名:成功秘訣 男女職業案内

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1920年8月16日

著者・作者:東京生活研究会・上田南人

掲載ページなど:44ページ

発行元:大声社