日国友の会

かもめそう【鴎草】

読者カード 用例 2025年10月29日 公開

2022年06月18日 古書人さん投稿

用例:カモメサウ 一葉一莖ヲヌキ二三寸上ニ淡紅花ヲ開ク
『物品識名拾遺』 1825年 水谷豊文編
語釈:〔名〕植物「かもめらん(鴎蘭)」の異名。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、松村任三『日本植物名彙』(1884)の例が添えられていますが、さらに、59年さかのぼります。ちなみに、「鴎蘭」の語釈は「ラン科の多年草。四国および本州中部以北の深山、朝鮮、サハリン、ウスリー地方に生える。高さ約一〇センチメートル。葉はただ一枚根ぎわに生じ、長さ四~七センチメートルの広卵円形で、基部は茎をつつむ。茎の下部には二~三枚の膜質鞘状の葉がある。七月ごろ、茎の上部に径約八ミリメートルの淡紅色の左右相称花を二~三個横向きにつける。唇弁はやや大きく広卵形で濃紅紫色の斑点があり、花柄のつけ根に長さ一~二・五センチメートルの長卵形の苞葉がある。和名は花の姿によるという。かもめそう。いちようちどり。ふたばないちようらん。学名はOrchis cyclochila」となっています。

著書・作品名:物品識名拾遺

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1825年

著者・作者:水谷豊文編

掲載ページなど:147ページ下段後ろから1行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会