日国友の会

こうこう【後考】

読者カード 用例 2025年10月08日 公開

2022年05月11日 古書人さん投稿

用例:然れども前夜に來つて剃髪し、其曉直に出去給ひしを、住つるの五文字齟齬せり、なほ後考(コウカウ)をまつなり。〔四・正法山妙心寺〕
『都林泉名勝圖會』 1799年 秋里籬島
語釈:〔名〕あとで考えること。また、後世の人の考え。「後考を待つ」の形で用いられることが多い。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、榊原芳野編『文芸類纂』(1878)の例が早いのですが、さらに、79年さかのぼります。

著書・作品名:都林泉名勝圖會

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1799年

著者・作者:秋里籬島

掲載ページなど:371ページ後ろから3行目(「日本圖繪全集」第2期第3巻、1928)

発行元:日本随筆大成刊行會