日国友の会

ラジオメーター

読者カード 用例 2023年05月22日 公開

2022年05月04日 ubiAさん投稿

用例:眞空にした硝子球の中に薄い羽根を四枚つけたものが封入してあつて、光が當ると其の羽根がくる/\廻る裝置がある。之をよく光線の壓力を示す器械といふ人もあるが、之はラヂオメーターといつて全く別の作用を示す裝置である。
『「光線の壓力」の話』 1936年7月10日 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(英 radiometer)放射のエネルギー、照度などを測定する装置。受けた放射によって素子の温度が上昇する、その熱効果を用いるものと、光電管や半導体素子のように放射による光電効果を利用したものとがある。放射計。

コメント:投稿例(1904)より新しいですが、表記が異なる文例で、装置の様子がわかる例なので。初出「『漱石全集』月報第九号(『漱石全集』第十五巻、岩波書店刊)」(昭和十一年(一九三六)七月十日発行)と「中谷宇吉郎集第一巻(岩波書店)後記」にあります。寺田寅彦全集と異なり文末の日付は執筆年のようなので、初出誌等を記載しておきます。

編集部:2009年12月10日付けで、古書人さんに、郁文舎編輯所『理科辞典』(1904)から語形が「ラヂオメートル」の例をご紹介いただいています。

著書・作品名:「光線の壓力」の話

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1936年7月10日

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:217ページ本文7行目〔中谷宇吉郎『冬の華』、1938年9月10日第1刷発行、1993年10月7日第8刷発行〕

発行元:岩波書店