日国友の会

だけかんば【岳樺】

読者カード 用例 2023年05月18日 公開

2022年05月01日 ubiAさん投稿

用例:嶽樺(タケカンバ)と呼ばれて居る白樺の化けたやうな巨樹が、
『雪の話』 1935年2月 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕カバノキ科の落葉高木。本州・四国の亜高山、北海道以北に生える。高さ約一〇メートル。樹皮は褐色を帯びた灰白色で、はがれやすい。葉は柄をもち、卵状三角形で縁に重鋸歯(きょし)がある。雌雄同株。五月ごろ、枝端から黄褐色で長さ約八センチメートルの尾状花穂に雄花を密生する。雌花穂は長さ約二センチメートルで短枝の先に直立する。そうしかんば。学名はBetula ermanii

コメント:第二版に載っている辞書類(1825、1884)以外の文例(1969)よりもさかのぼるので。中谷宇吉郎集第一巻(二〇〇〇年一〇月五日 第1刷発行(岩波書店))7ページ6行目では、ルビが「だけかんば」となっています。初出(昭和十年二月、經濟往來)とあります。

編集部:第2版では、『物品識名拾遺』(1825)『日本植物名彙』(1884)から「タケカンバ」の例が、倉橋由美子『白い髪の童女』(1969)から「ダケカンバ」の例がそれぞれ引かれています。

著書・作品名:雪の話

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1935年2月

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:158ページ本文11行目〔中谷宇吉郎『冬の華』、1938年9月10日第1刷発行、1993年10月7日第8刷発行〕

発行元:岩波書店