日国友の会

さんかくなみ【三角波】

読者カード 用例 2023年05月07日 公開

2022年04月24日 ubiAさん投稿

用例:航海者の恐れる三角波(Sankaku-nami)というのは、違った方向に進む二つの波が重なって出来るものである。
『海の物理学』 1913年 寺田寅彦
語釈:〔名〕進行方向の異なる二つ以上の波がぶつかり合ってできる波。波長に比して波高が高く、三角形をなす。暴風時などの大きな三角波は船舶に危険。さんかくは。

コメント:第二版には、「三角波(さんかくなみ)」と「三角波(さんかくは)」があり、第二版の用例(1928)よりさかのぼります。読みが分かる例なので。原文ローマ字、( )内に見出し語のみ原文ローマ字表記をいれました。(ローマ字表記は、初出のUMI NO BUTURIGAKU(日本のろーま字社) 大正二年年一月十四日発行 52ページ24行目(国立国会図書館デジタルコレクション))

編集部:第2版では、岩藤雪夫『ガトフ・フセグダア』(1928)の例が早いのですが、さらに、15年さかのぼります。しかも、確例ですね。

著書・作品名:海の物理学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1913年

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:199ページ本文7行目〔『寺田寅彦全集第十巻』、一九九七年九月五日発行〕

発行元:岩波書店