日国友の会

えんるい【塩類】

読者カード 用例 2023年05月02日 公開

2022年03月29日 ubiAさん投稿

用例:今、一キログラムの海水には三一・〇二グラム、また一キログラムの河水には〇・〇〇八七グラムぐらいの塩類(Enrui)を含んでいるとして勘定すると、
『海の物理学』 1913年 寺田寅彦
語釈:〔名〕「えん(塩)」に同じ。

コメント:第二版では辞書類(1833)のみで、文例が載っていないので。原文ローマ字、( )内に見出し語のみ原文ローマ字表記をいれました。(ローマ字表記は、初出のUMI NO BUTURIGAKU(日本のろーま字社) 大正二年年一月十四日発行 16ページ8行目(国立国会図書館デジタルコレクション))

編集部:第2版では、『植学啓原』(1833)の例が添えられています。ちなみに、「えん(塩)」の語釈は「酸の水素イオンを金属イオンまたは金属性イオンで置換したもので、酸と塩基との中和反応などによって生ずる。水素イオンが完全に置換されたものを正塩(中性塩)、水素イオンの一部が残っているものを酸性塩(水素塩)、水酸イオンが結合したものを塩基性塩という。また、二種以上の塩が結合したものを複塩、錯イオンを含む塩を錯塩という。一般の「食塩」「塩分」などの場合は塩化ナトリウムをさす」となっています。

著書・作品名:海の物理学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1913年

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:161ページ本文15行目〔『寺田寅彦全集第十巻』、一九九七年九月五日発行〕

発行元:岩波書店