日国友の会

ほんやく【翻訳】

読者カード 語釈 2023年05月02日 公開

2022年03月29日 ubiAさん投稿

用例:此れによつて音に關する直觀的な槪念が數學的運動學的の槪念に飜譯された事になる。
『物理学序説』 1936年 寺田寅彦
語釈:言葉や数値で表すことが困難な概念を、(説明可能な)別の概念におきかえること。

コメント:(3)とも少しあわないような気がするので、とりあえず。第二版には用例が載っていないので。「一九三六年の全集で初めて活字に起こされた。」(寺田寅彦全集第十巻 一九九七年九月五日発行 289ページ3行目)とあるので、(1936)としています。

編集部:第2版の語釈(3)は「わかりにくいことば、特殊なことば、また符号などを一般的なやさしいことばに言いかえること。また、そのことば」となっていますが、置き換えることばが必ずしも「一般的なやさしいことば」とは限らないことも踏まえた語釈の工夫が必要ですね。ちなみに、(3)の用例としては『羅葡日辞書』(1595)と『布令字弁』(1868-72)の例が添えられています。

著書・作品名:物理学序説

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1936年

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:131ページ本文14行目〔『寺田寅彦全集第九巻』、一九五一年二月五日第一刷発行、一九八六年四月四日第二刷発行〕

発行元:岩波書店