はんきかん【半規管】
読者カード 用例 2023年04月28日 公開
| 用例: | 半規管の三つの弧の面が直角座標軸面に相應し、耳石が一方向的な壓を起すやうに出來て居る事に相當する。換言すれば吾人の直覚座標で表はされる空間のmodelが此處にありまたニュートンの運動方程式が加速度の項で表はされる世界の鍵が此處にあるとも云へる。 |
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| 『物理学序説』 1936年 寺田寅彦 | |
| 語釈: | 〔名〕脊椎動物の内耳の主要器官である、膜迷路を構成する一器官。平衡感覚をつかさどる器官で、円口類では一個、ヤツメウナギでは二個。円口類を除く脊椎動物では通嚢より三個の半円形のものが互いに直角になるように突き出しているので三半規管と呼ばれている。根元の膨大部には聴櫛(ちょうせつ)、または聴峰(ちょうほう)と呼ばれるせん毛をもった感覚細胞が並び、その中に含まれるリンパ液の流れによって平衡感覚を知る。 |
コメント:漢文(1774)、辞書類(1875)以外に和文の例として、とりあえず。「一九三六年の全集で初めて活字に起こされた。」(寺田寅彦全集第十巻 一九九七年九月五日発行 289ページ3行目)とあるので、(1936)としています。
編集部:第2版では、『解体新書』(1774)と『解剖辞書』(1875)の例が添えられています。
著書・作品名:物理学序説
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1936年
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:71ページ本文1行目〔『寺田寅彦全集第九巻』、一九五一年二月五日第一刷発行、一九八六年四月四日第二刷発行〕
発行元:岩波書店
