日国友の会

きゅうさいぼう【嗅細胞】

読者カード 用例 2023年04月28日 公開

2022年03月28日 ubiAさん投稿

用例:嗅覺は鼻腔の奥にある五糎平方位の面積、嗅領と稱する處にある嗅細胞に瓦斯が化學的作用を生じる爲に感ぜられると考へられる。
『物理学序説』 1936年 寺田寅彦
語釈:〔名〕「しゅうさいぼう(臭細胞)」に同じ。

コメント:投稿例(1937)よりもさかのぼります。「一九三六年の全集で初めて活字に起こされた。」(寺田寅彦全集第十巻 一九九七年九月五日発行 289ページ3行目)とあるので、(1936)としています。

編集部:2010年3月25日付けで、古書人さんに、柘植秀臣・谷田専治・永野為武『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますが、さらに、1年さかのぼります。ちなみに、「臭細胞」の語釈は「臭覚器で、においの化学的刺激にはたらく感覚細胞。支持細胞、基底細胞とともに鼻腔上部の粘膜(嗅上皮)を形成。一方に数本の臭毛があり、他方は臭神経に連なっている。嗅細胞」となっています。

著書・作品名:物理学序説

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1936年

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:69ページ本文13行目〔『寺田寅彦全集第九巻』、一九五一年二月五日第一刷発行、一九八六年四月四日第二刷発行〕

発行元:岩波書店