日国友の会

ろううん【壠雲】

読者カード 項目 2023年04月21日 公開

2022年03月21日 ubiAさん投稿

用例:それから下層に現はれる層積雲といふのは天氣の惡い折に最も普通出來る雲であります。形は色々でありますが往々これが畑の畝のやうな恰好に並んで現はれます。それで壠雲といふ名があります。
『雲の話』 1920年8月 寺田寅彦
語釈:〔名〕「そうせきうん(層積雲)」に同じ。

コメント:項目が載っていないようなので。採集した本にルビはないですが、寺田寅彦全集第十五巻 一九九八年二月一九日 発行の233ページ11行目に、「壠雲(ろううん)」と(現代の読者の便に供すべく)付されたであろうルビがあります。初出(大正九年八月、美術月報)とあります。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「層積雲」の語釈は「十種雲形の一つ。板状・塊状などの雲片が集まってできた白または灰黒色の雲。対流圏の下層に見られ、冬によくあらわれ、くもった感じがする。くもり雲。うね雲。重なり雲」となっています。

著書・作品名:雲の話

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1920年8月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:463ページ本文9行目〔『寺田寅彦全集第十八巻』、一九五一年一〇月五日第一刷発行、一九八七年一月九日第二刷発行〕

発行元:岩波書店