日国友の会

じせいたい【磁性体】

読者カード 用例 2023年04月20日 公開

2022年03月21日 ubiAさん投稿

用例:前にも述べたる如く磁性體の取扱に大注意を要す。
『器械の手入取扱方及實驗に關する注意事項』 1915年1月 寺田寅彦
語釈:〔名〕磁性のある物質。また、磁場の内で磁化される物質。磁場の内にあるときだけ弱い磁化を示し、外部磁場と同じ方向に磁化される常磁性体、反対の方向に磁化される反磁性体、特に強く磁化され、磁場を離れてもなお強い磁石になっている強磁性体とに分類されるが、ふつう磁性体といえば強磁性体をさす。

コメント:辞典類からの投稿例(1904)よりも新しいですが、文例の投稿例(1954)よりもさかのぼるので。初出(大正四年一月、氣象集誌)とあります。

編集部:2009年5月11日付けで、古書人さんに、郁文舎編輯所『理科辞典』(1904)の例をご紹介いただいていますが、文章例としては、2003年11月30日付けで末広鉄男さんにご紹介いただいている『レコード音楽手帖 改訂再版』(1954)の例よりも39年さかのぼります。

著書・作品名:器械の手入取扱方及實驗に關する注意事項

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年1月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:753ページ本文13行目〔『寺田寅彦全集第十八巻』、一九五一年一〇月五日第一刷発行、一九八七年一月九日第二刷発行〕

発行元:岩波書店