日国友の会

ちかん【痴漢・癡漢】

読者カード 用例 2022年03月15日 公開

2022年03月09日 ぽんちさん投稿

用例:股衣は西洋婦人には、常用せらるること、男子の如くなれども、本邦婦人は、一般に裾を用ひ(ママ)るが故に、痴漢に対する用意は、極めて薄弱なり。
『法医学上より観たる色情犯罪』 1919年 沢田順次郎
語釈:〔名〕(2)女性にみだらな行為をする男。

コメント:2の意味で遡ります。これは大正の例です。

編集部:この例も行為そのものは「愚か」でも、「愚か者」「たわけ」の意味は薄らいでまさにそのような行為をする男の意味の例と言えますね。同日付けで、江ノ島緑『誤判講談(犯罪科学読物)』(1935)の例をご紹介いただいていますが、さらに、16年さかのぼることになります。どちらも犯罪関係の用語として使われており、あるいはこの辺がブランチ2の用法の淵源かもしれませんね。

著書・作品名:法医学上より観たる色情犯罪

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1919年

著者・作者:沢田順次郎

掲載ページなど:478ページ8行目

発行元:小西書店