日国友の会

えむし【餌虫】

読者カード 用例 2025年09月04日 公開

2022年03月06日 古書人さん投稿

用例:ヱムシ ゴカイ
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕動物「ごかい(沙蚕)」の異名。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、『俚言集覧(増補)』(1899)の例が添えられていますが、さらに、90年さかのぼります。ちなみに、「沙蚕」の語釈は「(1)ゴカイ科の環形動物の一種。日本各地の、淡水が流入する海岸の泥中や、田の溝の中にすむ。体長六~一二センチメートル。一見ミミズに似ているが、七〇~一三〇個の環節の両側には剛毛の生えている脚状の突起(いぼ足)が発達し、頭部には触手や四個の目がある。色は淡紅もしくは黄赤色で、体の前端背面は黒みを帯びる。背面中央には縦に走る紅色の血管が体壁を通してみえる。雑食性で吻(ふん)の先端に鋭い一対のあごがあり、また多くの小顎片もみられる。冬季生殖腺が熟すと、大潮後の夜、水面を群泳しながら生殖を行なう。魚釣りのえさとして用いられる。むざむし。えむし。学名はNeanthes diversicolor」となっています。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:92ページ下段9行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会