えむし【餌虫】
読者カード 用例 2025年09月04日 公開
| 用例: | ヱムシ ゴカイ |
|---|---|
| 『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編 | |
| 語釈: | 〔名〕動物「ごかい(沙蚕)」の異名。 |
コメント:遡ります
編集部:第2版では、『俚言集覧(増補)』(1899)の例が添えられていますが、さらに、90年さかのぼります。ちなみに、「沙蚕」の語釈は「(1)ゴカイ科の環形動物の一種。日本各地の、淡水が流入する海岸の泥中や、田の溝の中にすむ。体長六~一二センチメートル。一見ミミズに似ているが、七〇~一三〇個の環節の両側には剛毛の生えている脚状の突起(いぼ足)が発達し、頭部には触手や四個の目がある。色は淡紅もしくは黄赤色で、体の前端背面は黒みを帯びる。背面中央には縦に走る紅色の血管が体壁を通してみえる。雑食性で吻(ふん)の先端に鋭い一対のあごがあり、また多くの小顎片もみられる。冬季生殖腺が熟すと、大潮後の夜、水面を群泳しながら生殖を行なう。魚釣りのえさとして用いられる。むざむし。えむし。学名はNeanthes diversicolor」となっています。
著書・作品名:物品識名
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1809年
著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編
掲載ページなど:92ページ下段9行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)
発行元:名古屋市教育委員会
