日国友の会

ゼーマンこうか【ー効果】

読者カード 用例 2023年04月04日 公開

2022年03月05日 ubiAさん投稿

用例:此の如きものが發光體の原子中に圓形軌道を畫いて旋轉すると考ふればゼーマン效果も說明される。金屬中には此の電子が遊離して居ると考ふれば電氣傳導も說明され熱傳導との關係も或は比熱の現象も略〻說明され、熱電效果の如きも幾分よく理解される。
『原子の構造に關する學說』 1917年4月 寺田寅彦
語釈:〔名〕光を発する原子を磁界の中におくと、線スペクトルが数本に分かれる現象。一八九六年、オランダの物理学者ゼーマンが発見した。磁界内で原子の磁気モーメントが、不連続ないくつかの向きしかとり得ないことに起因する。

コメント:投稿例(1922)よりもさかのぼります。初出(大正六年四月、東洋學藝雜誌)とあります。

編集部:2005年10月23日付けで、古書人さんに、渡邊忠吾『通俗科学叢書 第三篇 科学新話』(1922)の例をご紹介いただいていますが、5年さかのぼります。

著書・作品名:原子の構造に關する學說

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1917年4月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:234ページ本文7行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷発行〕

発行元:岩波書店