日国友の会

とうちんこう【透頂香】

読者カード 用例 2025年09月03日 公開

2022年03月04日 古書人さん投稿

用例:一御藥。(とうちん香五裏進上)。外郎。(毎年今日如此也。)
『長祿二年以來申次記』 1509年 伊勢守貞宗朝臣
語釈:〔名〕薬の名。外郎(ういろう)をいう。中国、元の礼部員外郎で、応安年間(一三六八~七五)に日本に帰化した陳宗敬(延祐)が博多で創製し、後にその子孫が京都で製したという。室町時代に外郎家が北条氏綱に献上してから相模国(神奈川県)小田原の名物となった。口中をさわやかにし頭痛を去り、痰(たん)を切るといわれ、また、戦陣の救急薬としたともいう。公家が冠の中に入れて髪の臭気を去るのに用いたところからの名。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、『実隆公記』(1531.05.21)の例が早いのですが、さらに、22年さかのぼります。

著書・作品名:長祿二年以來申次記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1509年

著者・作者:伊勢守貞宗朝臣

掲載ページなど:249ページ下段3行目(「群書類従 第十四輯巻第四百六」、1901)

発行元:経済雑誌社