日国友の会

ちょうそくのしんぽ【長足の進歩】

読者カード 項目 2023年04月03日 公開

2022年02月27日 ubiAさん投稿

用例:一般に電氣に關する學問が長足の進步を遂げた今日に至つても雷電に關する問題には解決の付かぬ事が澤山ある、中にも根本的な問題は雷雨の電氣の生因である。
『雨雪の荷電並に雷雨電氣の生因』 1916年1月 寺田寅彦
語釈:短期間で大幅に進歩すること。(デジタル大辞泉「長足の進歩」)

コメント:項目が載っていないようなので。初出(大正五年一月、東洋學藝雜誌)とあります。

編集部:第2版では、「長足」の語釈 (3) に、「ものごとの進みかたがはやいこと。短時間に進歩すること」とあり、その初出例に、福沢諭吉『文明論之概略』(1875)から「二百五十年の間には経済の上に長足の進歩を為す可き筈なるに」という例が引かれています。子見出しを設けるのであれば、この例もそちらの例ということになりますが、あるいは語釈そのものを工夫するか、検討すべきところです。

著書・作品名:雨雪の荷電並に雷雨電氣の生因

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1916年1月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全集第八巻 一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷発行 211ページ本文1行目

発行元:岩波書店