日国友の会

コリオリのちから【コリオリの力】

読者カード 用例 2023年04月03日 公開

2022年02月27日 ubiAさん投稿

用例:地球上に動ける凡ての物體は地球を靜止せりと考ふる時はいづれも恰も速度に比例し運動の方向に直角なる力を受くるが如く見ゆ。此れ所謂コリオリスの力と稱するものなり。
『海流に關するブェルクネス、サンドストレーム及びヘランド・ハンセンの理論』 1915年11月 寺田寅彦
語釈:回転座標系の中で運動する物体に現われる、遠心力とは別の見かけの力。一定の角速度ωで回転する座標系の中で、質量mの物体が速度υで運動している時、大きさ2mωυ で物体の運動方向に垂直な力。運動方向を変えるので転向力ともいう。

コメント:第二版には用例が載っていないので。表記がやや異なります。初出(大正四年十一月、東京物理學校雜誌)とあります。

編集部:第2版では、用例が入りませんでした。「コリオリ」はフランスの物理学者Gaspard Gustave de Coriolisに由来するので、「コリオリス」と読まれることもあるのでしょうね。

著書・作品名:海流に關するブェルクネス、サンドストレーム及びヘランド・ハンセンの理論

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年11月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:186ページ本文1行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷発行〕

発行元:岩波書店