日国友の会

しろまめ【白豆】

読者カード 用例 2025年08月26日 公開

2022年02月17日 古書人さん投稿

用例:マメ〈略〉シロマメ ダイツ 黄大豆
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕植物「だいず(大豆)」の異名。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、『重訂本草綱目啓蒙』(1847)の例が早いのですが、さらに、38年さかのぼります。ちなみに、「大豆」の語釈は「マメ科の一年草。中国北部原産といわれる。古代から中国では五穀の一つとして栽培され、日本にも古く伝来した。現在では、世界中で栽培され、品種数は一〇〇〇を超える。ふつう、高さ六〇~七〇センチメートルで、茎は直立するが、時につる性で二メートルに達する品種もある。全株に褐色の粗毛を密生する。葉は三小葉、まれに五小葉からなる複葉で長柄を持つ。小葉は卵形または長楕円形。夏、葉腋あるいは枝端に短い枝を出し、七~三〇個の小形の蝶形花をつけ、そのうちの少数が実を結ぶ。花弁は白色または紫色。莢(さや)は平たい線状長楕円形で、粗毛を密生し、一~四個の種子(豆)を持つ。種子は球、扁球、楕円形など、色は黄、緑、褐、黒、斑(まだら)など品種によって種々異なる。若い実は枝豆としてさやごとゆでて種子を食べる。熟した種子は蛋白質に富み、煮豆・炒豆・豆もやし・納豆・豆腐・味噌・醤油・湯葉・黄粉・菓子などの原料とする。また、脂肪も多く、これから搾り取った油を大豆油といい、サラダ油、天ぷら油、マーガリンなどのほか、広く食品化学工業の原料とされる。大豆油を搾った粕は味噌、醤油、菓子、腸詰などの原料にされ、飼料や肥料としても用いる。茎や葉は飼料とする。味噌豆。枝豆。畦豆。黄豆。まめ。おおまめ。学名はGlycine max」となっています。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:84ページ上段後ろから4行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会