日国友の会

あかくらげ【赤水母】

読者カード 用例 2025年08月21日 公開

2022年02月10日 古書人さん投稿

用例:クラゲ〈略〉アカクラゲ 水母一種色赤キモノ
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕オキクラゲ科の腔腸(こうちょう)動物。本州、沖縄の沿岸に早春から初夏にかけて出現する。全体に赤褐色を帯び、かさは直径九~一二センチメートルの半球状で、表面には一六本の濃褐色の太い筋が放射状に並ぶ。口腕(こうわん)は四個で長く、かさの縁には四〇~五六本の長い糸状の触手がある。触手には劇毒をもった刺細胞があり、これで獲物を麻痺させる。昔、真田幸村が、この刺毒を用いて徳川勢を悩ませたということからサナダクラゲと呼ばれ、また、触手の刺細胞が乾いて粉になり、それが鼻に入るとくしゃみが出るのでハクションクラゲ、表面の模様が旧陸軍の軍旗に似ていることからレンタイキクラゲ、口腕が長いのでアシナガクラゲとも呼ばれる。また、瀬戸内海ではアカンコと称し、釣りの餌に用いる。学名はChrysaora helvola

コメント:遡ります

編集部:2010年11月26日付けで、柘植・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますが、さらに、128年さかのぼります。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:80ページ上段1行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会