日国友の会

ようゆうすいしょう【熔融水晶】

読者カード 項目 2023年03月02日 公開

2022年01月02日 ubiAさん投稿

用例:著者の一人(坪井)は熔融水晶を用ゐて輕便な偏差計の一型式を作つた。
『地球物理学』 1933年 寺田寅彦
語釈:〔名〕「じんこうすいしょう(人工水晶)」に同じ。

コメント:地球物理学 大正四年二月十五日發行 (文會堂書店) には載っていないようで、採集した本の後記6ページに「「地球物理學」は、著者が大正四年二月に發表した著書を昭和八年に改訂して岩波全書の一冊として發表されたものである。(中略)從つて舊版「地球物理學」(大正四年文會堂發行)は本全集には收められない。本卷に收めたものは岩波全書本にある索引を省略した。」とあり、改訂で増補されたのだろうと思われますので、昭和八年(1933)の例としています。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「人工水晶」の語釈は「高い圧力で珪酸を溶かし、再結晶させて作った人工的な水晶。純度が高く、大形のものが得られる。工芸品、水晶振動子などの材料として広く用いられている」となっています。

著書・作品名:地球物理学

媒体形式:

刊行年(月日):1933年

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:420ページ本文1行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷〕

発行元:岩波書店