日国友の会

たつのおとしご【龍落子】

読者カード 用例 2025年07月22日 公開

2021年12月26日 古書人さん投稿

用例:カイバ タツノオトシゴ 海馬 本草原始ニ大海馬小海馬ノ二品アリ
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕ヨウジウオ目ヨウジウオ科の海産魚。全長一〇センチメートルぐらい。体は真皮性の骨板によりおおわれ、吻(ふん)が長く突き出てその先端に小さな口がある。小さな背びれをもつが一見したところでは魚にはみえない。ふつう、細長い尾で海藻に巻きついているが、直立したままで泳ぐ。雄は腹部に育児嚢をもち雌から卵を受け、卵や仔魚を保護する。体色は黄褐色または黒褐色。顔が馬に似ているので海馬(かいば)ともいう。日本各地の沿岸に分布。干してみやげ物とするほか、地方によっては安産のお守りにする。近縁種のオオウミウマ・イバラタツ・サンゴタツなどを含めていうこともある。全体の形が想像上の動物の龍に似ていることからこの名があるという。龍の駒(こま)。かいば。うみうま。うまうお。学名はHippocampus coronatus

コメント:遡ります

編集部:第2版では、『重訂本草綱目啓蒙』(1847)の例が早いのですが、さらに、38年さかのぼります。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:54ページ上段後ろから7行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会