日国友の会

からすざんしょう【烏山椒】

読者カード 用例 2025年07月21日 公開

2021年12月21日 古書人さん投稿

用例:カラスザンシャウ 食菜茰
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕ミカン科の落葉高木。本州中部以南、南朝鮮、台湾、中国などに生える。高さ六~七メートル。小枝には刺(とげ)を生じる。葉は互生し、大形の奇数羽状複葉で、しばしば葉軸にも刺があり、ふつう四~一〇対の小葉をもつ。各小葉は先のとがった卵状長楕円形で長さ約一〇センチメートル、縁に細かい鋸歯(きょし)があり、裏面は白緑色。雌雄異株。八月ごろ、梢上に円錐花序を出し黄緑色の小さな五弁花を密につける。果実は径約六ミリメートルの球形で、熟すと三つに裂けて辛味のある種子を出す。葉を煎じたものはマラリアや風邪に効用があるという。烏が種子を食べるところからこの名がある。漢名に食茱萸を当てる。からすのさんしょう。学名はZanthoxylum ailanthoides

コメント:遡ります

編集部:第2版では、松村任三『日本植物名彙』(1884)の例が添えられていますが、さらに、75年さかのぼります。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:52ページ下段5行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会