日国友の会

ちょうるい【蝶類】

読者カード 用例 2025年08月05日 公開

2021年12月14日 古書人さん投稿

用例:二郎は途上にて捕へたる蝶類(テフルヒ)も少からず、太郎も亦た花を摘み、甲蟲(かぶとむし)を獲るなど、興多きに打喜ひしが、〔科學 萬有探撿 少年遠征〕
『少年世界(第壱巻 第九号)』 1895年 霞城山人
語釈:〔名〕「ちょう(蝶)【一】(1)」に同じ。

コメント:辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、岩川友太郎『生物学語彙』(1884)の例が早いのですが、文例としては、北杜夫『谿間にて』(1959)の例よりも64年さかのぼります。ちなみに、「蝶【一】(1)」の語釈は「(1)チョウ(鱗翅)目に属するガ類以外の昆虫の総称。体は一般に細長く、胸部にある二対の葉状のはねは美しい色彩の種が多く鱗粉(りんぷん)でおおわれる。頭部には、糸状で先端がふくれた一対の触角、および一対の複眼と単眼を具えるほか、ぜんまい状に巻いた口器があり花の蜜や樹液を吸うのに適する。昼間活動し、ふつう、はねを背上に立てて止まる。幼虫はイモムシ・アオムシ・ケムシと呼ばれ、脱皮して蛹(さなぎ)に変態し成虫となる。ガと異なり、繭をつくることはほとんどない。種類は多く、わが国には国蝶のオオムラサキのほか、モンシロチョウ・キチョウ・ナミアゲハ・カラスアゲハなど、九科約二五〇種が知られる。普通、はねの色で区別できる。ちょう類。ちょうちょう。こちょう。《季・春》」となっています。

著書・作品名:少年世界(第壱巻 第九号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1895年

著者・作者:霞城山人

掲載ページなど:880ページ上段4行目

発行元:博文館