おおけたで【大毛蓼】
読者カード 用例 2025年07月06日 公開
用例: | ヲホケタデ ホタルタデ 葒草 |
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『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編 | |
語釈: | 〔名〕タデ科の一年草。アジア原産で、江戸時代に輸入され、普通観賞用として栽培される。高さ一~二メートルになり、全体に紅色の毛を密生する。卵形または卵状心臓形で、長さ二〇センチメートル、幅一五センチメートルにもなる大形の葉をつける。秋、淡紅色の小さな花が密に集まって細長い穂状となって咲く。花時の茎、葉、花穂を陰干しして煎じたものは、疝気(せんき)、解熱などに、葉の汁は、虫さされ、かぶれの解毒作用に効能がある。おおたで。はぶてこぶら。いぬたで。学名はPersicaria pilosa 《季・秋》 |
コメント:遡ります
編集部:第2版では、『重訂本草綱目啓蒙』(1847)の例が早いのですが、さらに、38年さかのぼります。
著書・作品名:物品識名
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1809年
著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編
掲載ページなど:45ページ下段9行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)
発行元:名古屋市教育委員会