日国友の会

けいかんせき【鶏冠石】

読者カード 用例 2025年07月06日 公開

2021年11月28日 古書人さん投稿

用例:ヲワウ〈略〉ケイカンセキ 鶏冠雄黄 雄黄ノ條
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕砒素の硫化鉱物。オーロラ赤色、オレンジ黄色などの樹脂光沢をもつ単斜晶系短柱状結晶。長時間光をあてると石黄と方砒素(ほうひそ)鉱に変質し、粉末状になる。熱水性・噴気性鉱床中に産する。花火に用いられる。リアルガー。鶏冠。雄黄(きに)。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、小藤・神保・松島『鉱物字彙』(1890)の例が添えられていますが、81年さかのぼります。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:45ページ下段3行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会