日国友の会

しょくじん【食人】

読者カード 用例 2025年07月06日 公開

2021年11月26日 古書人さん投稿

用例:南岬(サウスケープ)よりベントレー港の間、及び其近傍の島嶼中には、今も猶食人(ショクジン)の風ありて、〔地理・ニューギニヤの風土〕
『太陽(第貳巻第参号)』 1896年 在川生
語釈:〔名〕人肉を食うこと。また、その風習。未開人の社会にひろく見られ、宗教的儀式である場合が多いといわれる。コロンブスの新大陸到達当時、カリブ海周辺のカニバル(カリバルとも)という部族にこの風習があったと思われていたところから、カニバリズムともいう。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、芳賀矢一『国民性十論』(1907)の例が早いのですが、さらに、11年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貳巻第参号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年

著者・作者:在川生

掲載ページなど:735ページ上段8行目

発行元:博文館