日国友の会

パラシュート

読者カード 用例 2023年02月02日 公開

2021年11月23日 ubiAさん投稿

用例:第三圖〔省略〕のやうな傘(パラシュート)を附したものもあり、或は連結氣球(タンデム)と稱して、もう一つ別に破裂せぬ氣球を附けたのもある。
『高層氣象の硏究(II)』 1912年11月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(英 parachute)《パラチウト》合成繊維などで半球状に作った傘で、飛行中の航空機から降下する人や、投下される物資が安全に着陸するように、空気抵抗を利用して落下速度をゆるめるもの。飛行機や宇宙船の着陸・着水の時、また地上でも高速自動車やスキーの制動などに用いられる。落下傘。

コメント:第二版にはこれより古い用例(1874、パラチウト)がありますが、用例(1922、パラシュート)よりも古い「パラシュート」表記の例として、とりあえず。ルビでの例です。初出(大正元年十一月、學生)とあります。

編集部:第2版では、『東京日日新聞』1874年9月13日付け記事の「パラチウト」の例が早いのですが、「パラシュート」の例としては稲垣足穂『星を造る人』(1922)の例よりも10年さかのぼります。

著書・作品名:高層氣象の硏究(II)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1912年11月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:111ページ本文7行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷〕

発行元:岩波書店