日国友の会

へびのぼらず【蛇不登】

読者カード 用例 2025年06月12日 公開

2021年11月13日 古書人さん投稿

用例:ホソキ ヘビノボラズ 伏牛花
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕(1)メギ科の落葉小低木。本州の中部以西・四国・九州の山地に生える。高さ〇・五~一・五メートル。枝は暗灰色で三岐したとげがある。葉は長倒卵形で縁に刺毛を密生。初夏、径一センチメートルぐらいの淡黄色花が数個集まって咲く。果実は球形で赤熟する。こがねえんじゅ。学名はBerberis sieboldii

コメント:解釈1か2か判別できないので、取り敢えず1で投降します

編集部:ご紹介いただいた用例中の「伏牛花」の意味から、1の例と考えてよさそうです。第2版では、『重訂本草綱目啓蒙』(1847)の例が添えられていますが、さらに、38年さかのぼります。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:38ページ上段7行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会